元気なはぐき

色んな書く練習してます。

想像したらゾッとした

ある夏の日、大きな公園を散歩していた。そこは緑豊かな素晴らしい公園で、大きな池もあった。少し疲れたので池のそばのベンチに腰掛け、目を閉じる。

すると、セミの鳴き声、鳥の鳴く声、耳元に迫る虫の羽音、虫が動いたのか葉っぱの揺れる音、跳ねる鯉の水しぶき、、それらがものすごく大きく聞こえてきた。その一つ一つがとても力強く、命ある生き物の存在を強く感じるのだ。そうだ、ぼくは今、数千もの生き物たちに周囲を包囲されているのだ。目には見えているものは少ないが、間違いなくそこにいて、いろんな音で僕を威嚇している。そうすると段々と怖くなってきた。もう行こうと思って腰を上げたところで園内アナウンスが流れる。「先ほど西駐車場で熊の目撃情報がありました。お近くの方はその場から離れてください。」僕は走って公園を後にした。。。